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ベテラン社員が導くDX・マーケティング~成功への確かな道筋~

「DXでデジタル化を進めましょう」「マーケティングを強化しましょう」という話を、内外から、よく耳にすると思います。確かに、どちらも大切な取り組みです。これだけでは実際の業務改善にはつながりません。そもそも、何を意図して DX、マーケティングと言っているのかも、今さらきけないと思います。長きに渡り会社を支えてこられた経営者様やベテラン社員様にとっては、もっと身近に感じる具体的な説明が必要です。

 

たとえば、日々の経理部門を考えてみましょう。「社員の経費精算に時間がかかりすぎる」「紙の領収書が保管できない」「捺印がいろいろな部署に回る」という具体的な悩みがあるはずです。ここで必要なのは、「DXを推進する」という漠然とした話ではなく、「経費精算システムを導入して、承認作業を3日から1日に短縮する」といった具体的な目標です。ただこれはDXではなく業務効率化です。DXはもっと先の話です。つまり「作業が3日から1日に短縮できたので、その時間を使って新しくなにか生み出そう」といったことです。

 

マーケティングでいうと、営業社員の教育についてです。「マーケティング力を高める」という抽象的な目標ではなく、「営業社員が3ヶ月でメールを使った営業ができるようになる」という具体的な目標を立てることが重要です。そしてこれもマーケティングでなくスキルアップです。マーケティングは、サービスに価値を感じてもらえるようにはどうするべきか考える一連の取り組みです。要するに価値を高めるために考えて動くことが求められるのです。

 

昭和から続くベテラン世代は、バブル期からバブル崩壊後の厳しい時代を経験し、会社を支えてこられました。仕事が大量にきて、急激に大量になくなります。そしてコロナでは規模に関係なく大きな打撃を受けました。DXやマーケティングが重要視されるのは、そうした強制的な社会要素にかかわらず、自身で動ける仕組みを、より具体的な問題解決としてもつことに、価値があるということなのです。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか。

 

まずは、現場の困りごとを書き出してみましょう。たとえば、「毎月の締め作業に3日かかっている」「社内の情報共有がうまくいっていない」といった具体的な課題です。これらは、長年の経験から、誰よりもよく分かっているはずです。

 

次に、その課題の中で、最も解決が急がれるものを選びます。すべてを一度に解決しようとするのではなく、一つずつ着実に「カイゼン」していくことです。

 

そして、具体的な目標を設定します。「来年の3月までに、経費精算の処理時間を半分にする」といった具体的な数字を掲げることで、チーム全体が同じ方向を向いて取り組むことができます。

 

重要なのは、若手社員の意見も取り入れながら、自分たちの長年の経験を活かすことです。デジタル技術に詳しい若手社員と、業務の本質を理解しているベテラン社員が協力することで、より良い解決策が見つかるはずです。

 

変革は、一朝一夕には進みません。長年かけて築き上げてきた仕事の進め方を、急激に変えることは避けるべきです。しかし、少しずつでも確実に前に進むことが大切です。

 

結局のところ、大切なのは現場の実態に即した具体的な改善です。「DX」や「マーケティング」という言葉に惑わされることなく、自分たちの職場をより良くするために、具体的に何ができるかを考えていきましょう。

 

ベテラン社員の経験と知恵は、これからの会社の発展にとって、かけがえのない財産です。その経験を活かしながら、一つひとつの課題に丁寧に取り組んでいくことが、本当の意味での会社の進化につながるのではないでしょうか。