都市圏の企業を地方へ誘致する「企業誘致」の取組は、地方創生、地域経済活性化に不可欠です。しかし、誘致側の自治体・支援機関にとっては、都市まで足を運んで説明会や商談を行うのは、移動コストの負担が大きいだけでなく、資料も不十分になる可能性があり、見込みがあっても、その後で現地を見学するという段階が待っているので、成立までにハードルが高く時間がかかってしまう可能性があります。
そこで注目されているのが、ハイブリッド形式の商談会です。この形式は、会場で対面商談するだけでなく、会場と都市圏の企業をオンラインで繋ぎ、双方のメリットを最大限に引き出すことができます。単にコスト削減としてオンラインでつなぐだけでなく、音声や映像、運営のホスピタリティも含めて高品質なものを価値のあるものに提供することで、企業誘致成立に向けた大事な仕組み・テンプレートを作ることが可能です。
企業誘致をハイブリッド商談で行うメリット
- 距離と時間の壁を克服
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- 遠方の企業との商談も、先方の費用負担が少なく実施できます。
- 高品質なプレゼン
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- 商談の仕様を固定しておくことで(例えば専用のオンラインスタジオスペースから接続)高品質なプレゼン、音質や映像のよい状態で商談を行うことができます。
- 柔軟な商談スタイル
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- 現地会場に来られる方、オンラインで参加される方、それぞれによりよい体験を提供できます。たとえば会場内にオンライン商談スペースを設ければ、後日あらためて、ではなく個別での商談が当日実施できます。
- コスト削減
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- 交通費や宿泊費などのコストを削減でき、その分を高品質なPRや企画・プレゼンテーションに活かせます。
ハイブリッド商談会でできる企業誘致の運営方法
- 地域の魅力を高品質で発信
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- 地域の魅力を、動画や高品質な画像を活用してプレゼンで効果的にアピールできます。
- 企業との関係構築
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- オンラインでの交流により企業の連絡先交換ができフォローアップが可能です。
- 商談母数の増加
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- より多くの企業にアプローチできるため、見込み企業の増加が期待できます。
企業誘致のハイブリッド商談会、成功に欠かせないポイント
- 安定したネット環境の確保
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- オンライン商談では、安定したネット環境が必須です。雑音の少ない配信スペースが推奨されます。
- 分かりやすいプレゼンテーション
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- 短時間で、企業の興味を引くような分かりやすいプレゼンテーションが大切です。
- 質疑応答の機会
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- 企業からの質問に的確に回答できるよう、対話をしている担当者だけでなく、コメントが入力できる担当者も必要です。
- フォローアップ体制
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- 商談後のフォローアップも重要です。マーケティング要素を取り入れた企業管理(リードナーチャリング)をしていきましょう。
まとめ
ハイブリッド商談会は、地方都市圏への企業誘致を加速させるための強力なツールです。ポイントは、移動費のコストを別の価値体験に置き換えるという視点です。普通のオンラインミーティングを実施し、画面共有で説明するだけの打ち合わせではありません。イベントとして捉え、地域の魅力を発信し、企業との関係を深め、ひいては地域経済の活性化に貢献するために、ハイブリッド商談のプロセス導入をぜひご検討下さい。
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