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クラウドファンディングの目的は大きく3つ

画像生成:Canva

クラウドファンディングは、単に寄付を募るだけでなく、経営やビジネスの観点からも取り組めるマーケティング手法の一つです。ここでは、クラウドファンディングを検討する際の、三つのアプローチを紹介します。

支援を得たい

活動の継続にはお金が必要です。例えば今、資金不足により活動停止の危機に瀕しており、支援を得られなければ貴社の事業は中止となります。様々な助成金・補助金を検討しつつ、インターネットを通じた寄付活動、つまりクラウドファンディングがこのような状況での企業の起爆剤・救世主となります。

この場合、できるだけ多くの人々に支援を訴え、活動続行のための資金を集めることが目的になります。その切実な想いを伝えることにより、支援者の心をつかむことができるでしょう。

共感を得たい

支援と同時に、より多くの共感を得たいと考えます。プロジェクトだけでなく、今後の継続的な活動に対する理解を求めます。事業計画と資金はある程度準備しているので、支援達成にかかわらず事業は行う予定ですが、成功を確実にするため、そして今後広範囲にわたる展開を行うために、定期的な支援と理解が必要な場合です。

このような場合、通常の告知よりも、クラウドファンディングを利用すれば、目指す活動の社会的意義を広く伝えることができます。これにより、支援者からのサポートを得ると同時に、プロジェクトへの共感とファンの増加が期待できます。もちろん共感を得るストーリーは重要ですが、この場合は、支援者にもメリットをもたらすようなリターンがより必要となります。

評価を世に問いたい

新製品、ビジネスを展開するにあたり、自分たちの考える計画やアイデアに対して、どの程度のニーズや興味があるのかを試したい。こちらはマーケティングの意識が特に強いです。

クラウドファンディングを活用することで、新製品やビジネスの市場適応性を確認できます。同時に、製品発売前の段階から、潜在的な顧客からのフィードバックを集め、製品づくりやビジネスモデルにつながる情報を獲得できます。プロジェクトが成功した場合、この製品は発売前から潜在ユーザーや見込み顧客を獲得していることにもなり、ビジネスの立ち上げと成長を促進します。

まとめ クラウドファンディングをしたいと考える時には

クラウドファンディングをしたいと考える時には、それぞれの目的によって取り組み方や訴え方が異なることをまず理解し、やろうとしているプロジェクトに最も適したストーリーを選択することが重要です。

 

クラウドファンディングはただ資金を集める手段ではなく、自身の活動を広く伝え、共感を得ることでより大きな動きを生み出す可能性があります。

 

どの取り組み方を選ぶにしても、大切なのは、目標を達成するための情熱と共感できるストーリー、そして継続的な呼びかけです。

 

成功するためには、具体的な計画を立て、それに沿って地道に活動を続けることが必要ですが、まずはそもそも、どのような経緯があって、クラウドファンディングというアイデアが社内に出てきたのかをよく考えてみましょう。

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