日本語の自動字幕はライブストリーミングで重要な役割を持ちます。字幕は動画の標準要素であり、多言語展開やアクセシビリティ、Eラーニングにも必須です。オンラインでの日本語音声自動認識の開発は今後ますます発展していくと思います。
ライブストリーミングにおける日本語自動字幕は、大切なインタラクティブコミュニケーションツールです。日本語は英語と違って認識しにくいため、日本語の自動字幕の開発が急がれます。コンテンツ作成に自動字幕を設定すると、多言語展開が可能になります。演者の立場では、明確で発音良くセリフを発声することで、認識率の高い自動字幕を生成できます。今や字幕は動画の標準要素であり、スマホなどミュートで動画を視聴する視聴者には特に必要です。アクセシビリティやEラーニングにも自動字幕が必須です。
動画の音声認識による自動字幕は国内での重要課題になっています。これは日本語が英語のように音声自動認識しづらく、開発が他国より遅れている点があげられます。オンライン配信は今後、音声の自動認識字幕+自動翻訳の分野が急速に発展していくと思います。日本語自動字幕について考えるべきいくつかをまとめました
要約
- 自動字幕は視聴者の補助だけでなく、コミュニケーションの理解する重要な要素となっています。
- 自動字幕をしっかり実現するためには、話し手のはっきりとした発声や滑舌が重要です。
- コンテンツ制作において自動字幕を活用することで、多言語展開が可能になります。
- オンライン配信は、リアルタイム字幕が必要不可欠となっており、今後技術が発展していくと思われます。
仕様・利用環境としての自動字幕
- 広告表示されるYouTubeでは、広告バナーに動画内の字幕は隠れたり消えたりします。自動字幕の活用が大切です。
- zoomに日本語字幕機能がありますが、オンラインミーティングツールにおける自動字幕文字起こしの精度はまだ課題です。マイクや音声入力・出力に認識が左右される制約もあります。
- テレビのデジタル放送はすでにクローズドキャプション(CC)として字幕対応しています。生放送でも対応されていますが字幕の登場する時差がかなりあります。
- Adobe Premireではアップデートにより音声の字幕起こし機能が実装されました。字幕生成ソフトもでており、今後はテキスト音声認識の精度と技術が高くなってくると思います
コミュニケーションとしての自動字幕
- 動画の字幕は、かつては視聴者の補助であったり、アクセシビリティの要素が強かったですが、今では必須の要素になっています
- 字幕をつけることは、かつて文字と音で認識することで二倍の効果がある、と過去にいわれていましたが、今では字幕がついていることは標準です
- 通勤時や外出先、イヤホンを使用しない状態では、スマホで無音声のまま視聴するユーザがおおく、このため字幕が必須になっています。
- 日本語を自動認識して文字になることに最も影響を与えるのは話し手の話し方です。できるだけはっきりしゃべり滑舌よく明るい発声をこころがけることです。それは、動画を掲載するアプリやシステムに関係なく、相手に伝わるかどうかという、コミュニケーションの基本的なこころがけであり、原則です。
コンテンツ・エンタメの自動字幕
- 日本のエンタメコンテンツでは、テレビ同様、セリフをたくさん作って貼り付けているケースが多いですが、これは日本語に多い特徴です。
- マニュアル・教育ビデオには字幕必須です。聞くだけみるだけのEラーニングはもう見られない。
- 音楽ビデオの歌詞にも必須。YouTubeの字幕機能で歌詞をつけている動画が増えてきました。アジア・欧米などグローバル展開するには必要です
- 観光映像のナレーションにも必須 多額の費用をつかって多言語版動画を複数つくらなくても、YouTubeで字幕登録していれば、各国のユーザが自動翻訳で認識してくれます
- オンライン配信 ライブコマースにも今後はリアルタイム字幕が必要になってきます。Googlemeetには音声字幕補助機能がありますが、現時点でまだ日本語は未対応です。※Googlemeetは2022年12月から実装されはじめました。YouTubeの早い対応が期待されます
- Netflixなどの有料サービスでは、洋画に英語字幕を、邦画に日本語字幕をつけるケースが多く、たとえば漫才などにも日本語字幕がついて新しい興味を産んでくれます。例としてブラウザ版chromeではNetflixで、英語と日本語同時に表示させることができたりします。
- 地上波の字幕の書体・ユーザビリティがよくありません。さらに多言語に対応していないため今後改良が期待されます。
- TwitterやTikTok、YouTube、Instagramなどにも自動認識字幕機能がついています。自動音声認識は今後技術競争でどんどん発展いくでしょう。2022年の現状では、音声認識の精度や、キャプションもすべて字幕翻訳するTiktokの仕様は一歩リードしていると思います。
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