経営者が自ら語る言葉は、組織全体に影響があると同時に、共感を生み出す可能性があります。
ITコーディネータのPGL(プログラムガイドライン)には「経営者は、変革の軸となる部分は、自ら考え、自らの言葉で表明していくことが重要」と書かれています。リーダーが本気であることを社員に示すためには、メッセージが自分自身のコメントであると認識させる必要があります。単なる掲示物やスローガンとして貼り出すのではなく意味と情熱を込めることが大切です。
目標やビジョンだけで無く、例えば新しいサービスを導入する際に、なぜそれが重要なのか、どのように成功に導けると考えているのか、説明しましょう。このことによりサービスを理解したチームは一体となり、共通の目標に向かって進みます。
ところで、自分の言葉とはいったものの、多くは過去の事例や名言・提言をもとに考案をスタートすることもあるでしょう。完全なオリジナルはありません。きっかけはどこかから参考にしたのでよいのですが、経営者が自分の言葉にするためには
- 自分の言葉で繰り返し発信したときに違和感のないこと
- 発信したメッセージに自分の考えが含まれていること
- 誰にむけて語っても良いと思えるもの
- 将来の目標やビジネスにつながっているもの
- 成功に導くメッセージであること
のような考え方が必要です。もちろんこれらは一例です。ぜひたくさん下書きしてみてください。自身の言葉によるメッセージはリーダーシップを強化し成功へ導くでしょう。