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WEBリテラシーってそもそも何?

WEB担当をある日突然任されることになった社員様へ。「あのスタッフはリテラシーが高いので大丈夫」「WEBリテラシーが低いスタッフは担当に向いてない」などという会話が聞いたことがあるかもしれませんが、ではそもそも「WEBリテラシー」とはなんであるのか、初心者向けに書きます

WEBリテラシーとは

WEBリテラシーとは、インターネットを使ってWEBサイトをみたり、メールを書いたり、情報を誰かに共有(シェア)したりする知識やスキルをどのくらい持っているか、そして使う上での常識やマナーをどの程度もっているかという基準・指標です。

 

例えば、何かを調べたいときに、インターネットを使ってすぐに望む結果がでたり、SNSで友達とコミュニケーションを頻繁に取っている人は、ネットの活用が上手な人です。

 

しかしWEBリテラシーとは、ルール違反の行動を行わない、人に嫌われない、迷惑をかけない、人が不審に思うようなメールやメッセージを送らない、勝手に人の作品を流用しない、などをしっかりと理解しているかどうかです。

 

リアルの世界でもネットの世界でも「人に迷惑をかけない」ことが基本です。

 

ネットではその基準が明確でないことがあります。

 

閲覧方法や使い方を知っているだけでなく、安全に使えているか、リスクを知った上で活用しているか、人に迷惑をかけていないかどうか、がWEBリテラシーには重要です。

具体的なWEBリテラシーの判断基準

  1. 掲載されている情報が正しいか間違っているかを判断できる
  2. 情報が新しいか古いかを見分けることができる
  3. 正しい入力ができて、望む結果を収集できる
  4. メールマナーや送り方について理解している。
  5. SNSにおけるマナーや発信方法について理解している。
  6. ウイルスの存在や迷惑メールについて理解している。
  7. 悪意のあるコメントをしない。
  8. 個人情報を漏洩させない。リスクに対して理解している
  9. 危険と思われるWEBサイトやリンクを確認せずにクリックしない
  10. 著作権について理解し、悪用や間違ったコピー・ダウンロードをしない。

他にもありますが、わかりやすく10個にまとめました

なぜWEBリテラシーが低いのか

WEBリテラシーが低いことは、かならずしも貴方自身の責任ではありません。いろいろな環境が重なった結果によることが大きいです。

  1. 技術の進化が早すぎてついていけない
    • 急速に進化するインターネットの世界において、新しいツールやサービスは毎日登場します。多くの人はそれに追いつけていません。情報を収集する間もなく日々は過ぎていくので、結果的にWEBリテラシーが低い原因になります。
  2. 教育不足
    • 今でこそ学校でWEBリテラシーやリスクについて学ぶ機会ができましたが、スマートフォンの登場する以前やSNSの発達する以前においてはそうした教育がなく、どのように教えるべきかも定まっていませんでした。子どもへの教育だけでなく、教える立場の先生自身にWEBリテラシーが欠如していることもあります。現状では教育不足のまま自己学習によってインターネットに接するユーザが大半を占めています。
  3. 情報が多すぎて整理できない
    • 日々過剰に情報がタイムラインに流れ、インターネット上に膨大な情報が存在します。多すぎる情報をシャワーとして浴び続けており、その情報を知識として身につけることが困難です。
  4. 情報の信憑性を判別しにくい
    • 膨大なネット情報において、どれが真実か見極めるのは困難です。フェイクニュースや、広告と記事の区別が付かないWEBサイトも多くあり、間違った情報を信じてしまう可能性もあります。
  5. 世代によるデジタルの格差
    • 現代はパソコンだけで育った時代、スマートフォンのない時代、スマホだけで生活している世代と、デジタル格差が異なる世代が共存しています。世代によるWEBリテラシーの差は大きく、世代間での情報格差を埋めるのが困難です。

WEBリテラシーが低くならないためにどうすればよいか

  1. 常に勉強する意識を持つ。疑問や向上心をもって検索やWEB閲覧をすることで、WEBリテラシーを高く保つことができます。
  2. 家族や学校で話し合う機会を持つ。身近な存在である家族や友人との間で、WEBやSNSの世界について話題をだすことで、WEBリテラシーを高く保つことができます。
  3. 世代間で共有する。若い世代ほどWEBに関して柔軟であると同時に単純で、高い世代であるほど固定観念をもつ一方で賢明です。お互いに尊敬の念をもって異なる世代の情報を収集する機会をもつことで、WEBリテラシーを高く保つことができます。
  4. ハウツーやレッスンを受ける。アプリのチュートリアルやレッスンビデオをみることでWEBリテラシーを高く保つことができます。
  5. リスクに関する事例をみる。危険な事例や犯罪事例を見ておくことで自分自身のことを振り返るきっかけになります

まとめ

WEBリテラシーには専門用語や技術的な検定試験もあり、その評価が自分自身の暮らしとは一見関係ないような気もすると思います。しかし今こうやってスマートフォンをみているだけでも、いくつもの危険やリスクはあります。WEBサイトを運用する立場であればなおのこと、安全とリスクについてしっかりと理解し、必要以上に恐れず、有効にWEBを活用するという意識が、初心者のWEB担当者には大切です。

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