目標達成にはその道に正しく進んでいるかの道標が必要です。まず何人採用したいか、という大前提があり、それに向かう、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)の設定が大切です。KPI を設定することで、たてた目標に対して、まっすぐに進むことができ、KPIの進捗状況を把握することで、改善すべき点を明確にできます。
採用活動に、どのような目標をKPIとするべきか
入社内定をゴールとした採用活動において、 KPI を設定する場合、以下のようなことをおすすめします
- エントリー数
-
- 何人が応募するか、何人と面接したいか、が、募集の指標となり、何人採用したいか、の目標に最も近いサインです。
- アクセス数
-
- 採用サイト へのアクセス数(ユーザ数)が、広告の効果や、エントリーの進捗を計測する指標になります。
- 検索表示数
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- 検索エンジンでの表示回数が、採用サイトへのアクセス進捗を計測する目安となります。また検索順位もみていきます。
これらは、広告を実施する場合の目安でもあり、自然検索における目安でもあります。両方を混同せずに分析することが大切です
基本原則と KPI シミュレーション
以前からあるマーケティングの考え方に、100:1の法則と呼ばれるものがあります。これは、100人にアプローチすれば1人が反応を示し、100回の検索表示で1人がアクセスするというような、ある程度、つまり1%の確率があり、それを目安にすることで進捗が測りやすくなるものです。1%はベースラインなので、そこを超えていくことがまず大切です。
採用プロモーション で、例えばエントリー5人を目標とする場合、ベースラインとして、以下のシミュレーションが考えられます。
- 検索エンジンでの表示数: 50,000回
- Webサイトへのアクセス数: 500回(1%)
- エントリー数: 5(1%)
ただし、この1%は、実数ではありません。たとえば100人みて1人が興味のあるわけではなく、その率(確率の推移)をみるようにしてください。シミュレーションはあくまで一例で。その率の増減をみてください。また、重要なのは、採用サイトのページに対して数値を分析するということです。Webサイト全体のアクセス数を見てしまうと、採用以外のニーズも含んでしまい、正確な分析ができません。
募集期間とKPI
採用募集の期間は、採用プロモーション の戦略を左右します。採用期間の長さによって、必要な広告費用や、採用サイトの作り込み方が変わってきます。
- 月間: 短期間で集中的な採用活動を行う場合
- 半年: 少し余裕を持って採用活動を行う場合
- 1年以上: 長期的な視点で採用活動を行う場合
期間が延びれば、シミュレーションの仕方も変わってきます。いずれにしても、広告を打つ前に、適切な採用サイトのコンテンツを整備しておくことをおすすめします。中身のない採用ページには、エントリーの確率も見込めなくなるからです。
まとめ
採用プロモーション の方法は様々ですが、KPI を設定することが成功の鍵です。KPIを設定することで、逆算した具体的な行動計画を立てることができ、より効率的な採用活動が可能になります。KPI は専門家による高度なマーケティング技術でなく、目標達成を目指す全ての人が考えるべきものです。この記事を参考に、ご自身の採用方針に合ったKPIを設定してみてください。
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