ネット広告を掲載する場所は、大きく以下の通りです。
- GoogleやYahoo! Bingなどの検索結果一覧
- SNSのタイムライン上(X、Instagram、Facebook、LINE等)
- WEBサイトやブログの広告スペース
- 動画の再生前や途中(YouTube)
- アプリ
「同じネット広告じゃないの?」
と思われるかも知れませんが、掲載される広告の場所を考えれば、違う部分がいくつかあります。
ここで一番注意したいのが
2 SNSに掲載される広告 です。
ここではSNS広告について気をつけるべきポイントを5つ書きます。
1 広告はタイムラインに流れる
NS広告は、ユーザーのタイムライン(投稿の時系列やおすすめ投稿一覧)に表示されます。
このため、ターゲットを絞っていない広告配信は、突然な印象を与え、ユーザーは興味がなく避けるどころか、不快感を与える可能性もあります。
2 広告を出しているが投稿・フォロワーゼロ
広告のためだけに初めてアカウントをつくったり、広告以外に投稿や更新をしないアカウントは、広告主としての信頼を損ねる可能性があります。
広告を配信する前に通常の投稿を行うべきですし、広告終了後もSNSアカウントを引き続き継続するのであれば、次の宣伝に備えて、平常時の発信・投稿についても考えていきましょう。
3 時期はずれの広告
季節を考慮しない広告内容であったり、キャンペーンが終了しているのに広告が継続されていたり、すでに売り切れた商品の告知が広告にのっていたりすると、クレームの元です。
ネット広告は通常、定期的なスケジュール設定によって配信されますが、日付の設定だけだと、例えば18時にキャンペーンが終了なのに、深夜の日付が変更されるまで配信されていることがあります。突然キャンペーンを終了させることもありますので、開始や終了の日付については運用者が手動で設定作業を行える体制を準備しておきましょう。
4 ユーザに行動を喚起しない広告
広告を出したものの、告知だけの広告は、みた人がどのような行動もとってくれない可能性があります。SNSのユーザに対して、この広告によって何を得られるのか、どのような行動をとってほしいのかを広告に含めましょう。
5 空気を読まない広告
TV放映中に、災害や緊急情報の入る場合、CMは自粛され、公共CMが流れることがあります。しかし、SNS広告は自動配信されているため、状況に合わない内容になって、広告主が炎上する可能性もあります。
SNSには最新トレンドが存在し、それは日々変化します。リスクがあることを理解の上、広告を配信し、緊急の場合は配信停止が手動ですぐにできるような体制をつくっておきましょう。
まとめ
Google広告やYahoo!広告などと違い、ユーザアカウントを作った上で配信するSNS広告は、そのアカウント自体に価値や品質があるかどうかが重要なポイントです。
普段、良いコンテンツを発信しているか、フォロワーとの交流が図れているか、これらはブランディングとして、広告の内容以上に大切です。
もしコンサルタントにネット広告を提案された場合、SNSアカウントがまだない・作っていない、やったことがない状態で、SNSでの広告を検討するのは少し待った方がよいと思います。まずSNSアカウントをつくり、発信する情報・計画をたてる方が先です。
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