このブログは、Google広告の「広告掲載システムの回避に関するポリシーに違反」に関する対応と考察の記録です。お役に立てれば幸いです。※投稿当時の情報です
イメージ画像生成:Canva
警告発生
Googleをつかったテキスト検索連動型広告を行っているのですが、先日、ダッシュボードに次のような警告がでて、突然アカウントが広告が停止されました。
「広告掲載システムの回避に関するポリシーに違反しています。」
※Google広告ポリシーヘルプ:広告ネットワークの不正利用
https://support.google.com/adspolicy/answer/6020954?hl=ja
理由がまったく分からないので、いくつか情報検索してみましたが、検索結果やフォーラム・ブログには
- 理由が分からない(理由は教えてくれない)
- 何度か再審査をかけたが、何度も拒否され、数ヶ月後に復活した(理由は教えてくれない)
というものが多く、さっぱりわかりません。
応急対策→解除
とりあえず、以下の作業を行って、Googleに再審査請求を行いました。
- 広告を一時停止
- キーワードを1つ残して全部削除
- 除外キーワードも削除
- 広告もテキストを最小限の無難な内容にしておく
- 最後にアカウントを一時停止状態にする
そうすると、翌日に以下のメールがきて、停止が解除されていました。
即日解除されるとか、絶対に判定の間違いではないかと思ったのですが。。。不思議。まずは良かったです。
考察開始
広告再開されたのでひとまずは良かったのですが、理由が分からないまま、続けていくのもなんとなく気持ち悪いので、理由を考察してみることにしました。
(何度もいいますが、Googleはポリシー違反の理由を絶対に教えてくれません)
まず、Googleは目視で広告を判定はせず、AIによる自動判定や、なんらかのアラートや通報がGoogleに行くことで、アカウントが停止されたのだと考えました。そして 「システムの回避に関するポリシー」とあるので、広告そのものの違反でもないのでは、と考えました。そこで
「広告掲載システムの回避に関するポリシーに違反」について調べてみました
※Google広告ポリシーヘルプ:広告ネットワークの不正利用
不正利用の例(抜粋)
・悪意のあるソフトウェア
・不正使用されているサイト
・望ましくないソフトウェア
・不当な手段による利益の獲得
・広告掲載システムを回避するように作成された広告コンテンツ
・広告掲載システムの回避
上記はもちろん、今回の広告にあてはまるものはなく、意図的に何かするわけもないです。
そのまま読み進めていくと、対象となった項目「広告掲載システムの回避」について 以下が書かれていました
※Google広告ポリシーヘルプ:広告ネットワークの不正利用
気づいたこと
ここまで読んでみてひとつ気づいたことがありました。「除外キーワードの設定」です。
広告を掲載すると出てくる「検索語句レポート」から、除外キーワードの設定を大量にしていました。
もう削除してしまったので、設定をいくつしたか覚えてないですがダッシュボードの最大表示行数分(500)は越えていたと思います。
テキスト検索連動型広告の運用における検索語句からの除外キーワードの設定が、
悪意のある広告表示の操作や、クローキングとして判定されているのではないか?
と考えました。
検索語句について
検索語句レポートについて - Google 広告 ヘルプ
Google広告の検索語句機能は、広告表示に使われたキーワードで、ユーザのニーズがレポートされる便利な機能です。
検索語句の一覧においては、広告のインプレッションに使われたキーワードが大量にでてきます。
その中で、クリックされたものが、広告費として課金されます。
有効な検索語句だと広告主が(または代理店が)思えば、キーワードとして追加登録することで広告クリック拡大につなげます。
ただし、クリックした先のランディングページが、検索したワードと関連性のないページだと判断したユーザは、ランディングページからすぐに離脱してしまいます。
より品質の高い広告をめざそうと思えば、できるだけランディングページに沿った内容のキーワード、もしくは合致するニーズが含まれるキーワードを増やした方が、クリック率があがる、と広告主は考えます。
逆に、マッチしないキーワードが検索されて広告表示すると、離脱の多い、品質の低いクリックとなる可能性があると考えます。
除外キーワードと設定の上限数について
そこで、望まないキーワードで広告を表示させたくないために、関係がないと思うキーワードについては、「除外キーワード」の設定をします。
例えば、競合他社のメーカー名や、出したくない品名、ふさわしくない表現などの登録です。
除外キーワードの設定は 「検索語句」の一覧からできます。
この設定数が、多すぎたのではないか?
つまり、本当は除外しなくてもいいようなキーワードまでも、大量に除外設定して意図的に広告を操作表示させるような仕組みにしている(→広告掲載システムの回避につながる操作)と判定されているのではないか?
と考えました。
Google広告のヘルプにはこうかかれています
Google広告ヘルプ:除外キーワード リストについて
https://support.google.com/google-ads/answer/2453983?hl=ja
そこまでは除外設定していないですが。。。除外キーワードの設定に上限があることを恥ずかしながら知りませんでした。そしてこれが本当の理由かどうかはわからないのですが、違反判定の原因としても、意外と当たっているのでは?と思いました。そして、自分の考えだけで語句を除外するのも良くない、という気づきも得ました。
教訓
- 除外キーワードを大量に設定するとポリシー違反になる可能性がある。
- 自分たちが思っている除外キーワードは、必要のないキーワードとは限らない。(ユーザのニーズは自分たちの想定外の可能性もある)
- 本当に不要である、表示されると困るキーワードのみ、除外設定するようにする
まとめ
Google広告の「広告掲載システムの回避に関するポリシーに違反」に関する解説やブログが、ネットで調べる限りほとんど無かったので、今回自分で書いてみました
これが解決策とも限りませんし、おそらくこの他にもポリシー違反になる事案はあるのだと思いますが、今回は、Google広告の検索語句や除外キーワードについてもあらためて勉強になりました。お役に立てれば幸いです。
ブログ発信中
kinochannel.jimdofree.com Blog Feed
就活・採用プロモーション 中小企業の実践的な採用活動をサポート (水, 22 1月 2025)>> 続きを読む
目を引く魅力的なブースで就活採用イベントを演出しましょう (Mon, 06 Jan 2025)
>> 続きを読む
今さらきけない メディアのデジタルプロモーション (Mon, 23 Dec 2024)
>> 続きを読む
今さら聞けない「ターゲティング」とは (Thu, 12 Dec 2024)
>> 続きを読む
今さらきけない 企業採用に最も大切なこと (Tue, 03 Dec 2024)
>> 続きを読む
今さら聞けない「デジタルプロモーション」 (Mon, 02 Dec 2024)
>> 続きを読む
印刷+デジタルでパワーアップ!アプリ不要のWebAR(ウェブエーアール)とは? (Mon, 02 Dec 2024)
>> 続きを読む
ネット広告と印刷広告を効果的に使い分けるべき理由 (Tue, 19 Nov 2024)
>> 続きを読む
就活イベントブースとWEBサイトを効果的に連携させるアイデア3つ (Wed, 16 Oct 2024)
>> 続きを読む
採用活動において企業が考えるKPIとは (Mon, 14 Oct 2024)
>> 続きを読む
メルマガ発信中
kinochannel.jimdofree.com Blog Feed
メルマガ登録お願いします デジタル経営やWEBプロモーション、マーケティングの情報は必見です (木, 30 1月 2025)>> 続きを読む
今すぐはじめよう 2025年、あなたにぴったりの生成AIはこれ! (Thu, 09 Jan 2025)
>> 続きを読む
今さらきけない メディアのデジタルプロモーション (Mon, 23 Dec 2024)
>> 続きを読む
2025年のWEB予想を立ててみました。 (Sat, 14 Dec 2024)
>> 続きを読む
英語字幕(English Subtitles)のあるプライム・ビデオを探してみた(随時更新) (Wed, 04 Dec 2024)
>> 続きを読む
提案は「ターゲット」ではなく「誰のために」と考える (Tue, 19 Nov 2024)
>> 続きを読む
今さら聞けない[デジタルリテラシー]とは (Fri, 15 Nov 2024)
>> 続きを読む
社員がマーケティング志向になるための行動習慣化 (Wed, 13 Nov 2024)
>> 続きを読む
カメラAIマーケティングとは (Mon, 21 Oct 2024)
>> 続きを読む
イベントやまつりの主催者様へ 受付管理ツールを活用しイベントを効率的に運営しましょう (Sun, 20 Oct 2024)
>> 続きを読む