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年末年始に始めよう 2025年、あなたにぴったりの生成AIはこれ!

生成AIの波は個人から首都圏企業に広がり、まもなく日本の地方にも広がります。ChatGPTの登場から約2年、今では数多くの生成AIが登場し、ビジネス・サービスと連携しています。複数のAIを組み合わせたAIエージェント(いわばAIの派遣社員。超優秀なスタッフ)の登場や、AGI(汎用的AI。人間のあらゆる知的作業が可能になるシステム)の完成も、そう遠くない未来にあると思います。そんな中、「どのAIを使えばいいか。おすすめのAIは」という相談を受けることがあります。まずは自身の生活や今の仕事事情に応じたものから取り組むのが良いと思います。ここではできるだけ、極めて個人的で、具体的なシーンにフォーカスして、無料で利用できることを原則として、おすすめすることにします。

こんな人はこの生成AIをつかってみよう

※URLはブラウザ版です。アプリをインストールできる方はスマホでの体験をおすすめします

 

  1. Gemini【Googleから離れられない方に】
    • https://gemini.google.com/
    • 通常の検索よりも、Googleのサービスを日常的に活用している方におすすめです。GmailやGoogle Workspace との連携が強みです。geminiを使ってGoogleドキュメントやスライドの情報を探ってみてください。
  2. Copilot【Windows、Microsoft環境だらけの方に】
    • https://copilot.microsoft.com/
    • Windows を今後も使う方、EdgeやMicrosoft 365をずっと利用している方におすすめです。というより必須になると思います。EXCELやPowerPointがAIにより今後かなり効率よくなるはずです。
  3. Notion 【情報やデータベースを独自に構築したい方に】
    • https://www.notion.com/
    • かつてEvernoteを使っていた方、GTDをしたい方に最適です。プロジェクトやタスク管理や知識構築がやりやすく、AIによる文書作成支援と情報要約機能が充実しています。
  4. ChatGPT【AIを友達にしたい方
    • https://openai.com/
    • 汎用性が高く、個人的な業務支援ツールとして最適です。ChatGPTは、回答やアイデアを提案してくれます。ユーザとの会話重視で履歴をメモライズしながら自分自身のパートナーになってくれます。入門編としてならChatGPTが良いと思います。
  5. Google NotebookLM【大量の資料分析を高速でやりたい方に】
    • https://notebooklm.google.com/
    • 文書解析と情報整理に特化したGoogleのAIです。WEB上のデータやアップロードした資料を基に情報を整理し、要約や重要なポイントを抽出します。大量の資料やレポートの要約・分析が短期間に必要な場合、公的機関や自治体の資料をまとめたい方には最適です。
  6. Claude【できるだけいい文章を作りたい方に】
    • https://claude.ai/
    • 高品質な文章生成と論理的な思考能力が特徴です。無料版でも十分な機能を備えており、レポートや企画書など、より洗練された文書作成が必要な方には適していると思います。ライターや文書作成に携わっている人におすすめします。
  7. Perplexity【正確で信頼できる情報を重視する方に】
    • https://www.perplexity.ai/
    • 最新情報へのアクセスと信頼性の高い情報提供が強みです。リサーチやマーケティングを行う人にとっては、精度の高い分析結果を得ることができます。(あくまで収集結果を判断するのは人間ですので念の為)
  8. Felo 【日本語でやりたい方、情報を一発で可視化したい方に】
    • https://felo.ai/ja/search
    • 日本発のAIです。AIは基本、日本語を英語に置き換えて、生成してから再び日本語にします。このことは少なからず情報をぼかしている可能性があります。Feloは(どのようなエンジンかはわからないですが)日本語に強い(であろう)だけでなく、深堀り検索や多言語翻訳、回答結果からマインドマップやスライドを作るなど多彩な機能があります(一部有料:トライアル可)今後期待したいAIです。
  9. Arc search【普通の検索に飽きた方、Google chrome から乗り換えたい方に】
    • https://arc.net/search
    • ブラウザ検索型の新しい情報収集AIです。検索した結果を要約したり、ひとつの検索テーマから複数の記事を抽出してひとつの回答を作り出します。リサーチの時間を大幅に減らすことができ、検索の概念がきっとかわると思います。 

おすすめの生成AI体験方法

 どれか一つ使い続けるより、ひとつのテーマで複数のAIを使ってみることをおすすめします。そうすると、違いや性格がわかってきます

  1. 無料版で使う。よほど有用と考えない限りは有料版にすぐしないほうが良いと思います。
  2. 同じ質問をそれぞれのAIにしてみる。例えばこのように聞いてみてください。参考までに、最後だけテストした結果を書いておきます。
    • 「あなたにとって、マーケティングとはなにか、まず考えてみたうえで、最適な答えを出してください。」
    • 「死後の世界にはどのくらいの広さがあるのかフェルミ推定してみてください。」
    • 「歴史上もっとも強い格闘家は誰だと思いますか?一人だけ挙げてください」
      • Chat GPT;ブルース・リー
      • Felo;ハビブ・ヌルマゴメドフ(UFC)
      • Perplexity;ヒョードル
      • Claude:ヒョードル
      • Copilot:ボブ・サップ
      • Gemini:エリオ・グレイシー
      • Arc Search:宮本武蔵(他多数)
      • Notion AI:モハメド・アリ
      • (GoogleNotebooklmはアップロード型のため除外)
  3. 企業で利用しているシステムや自身で利用中のツールとの親和性を考える。Googleワークスペースを使っているならGemini、Microsoft365を使っているならCopilotがもちろんいいのですが、これは作業連携効率の部分であって、クリエイトの部分でいえば他のAIを使わなくてもいい、ということでもありません。UI(ユーザインタフェース)の好みも大事です。
  4. どのAIがもっとも自分自身にインスピレーションを与えてくれるか。AIはすべてを肩代わりするのではなく、煩雑な業務を代行しながら、人間に創造的なことを考える時間をもたらしてくれます。少ないコミュニケーションでも自分にあった回答をすると思えば、そのAIはあなたに合っています。
  5. 継続して繰り返す。常に使える状況にAIを(スマホやブラウザを)置いておくと、その有用性に突然気づきます。ちなみに、同じ質問でも回答するたびに違うことを出力するときは、AIの機能ではなく、質問の仕方を考え直すほうがよいと思います。

最後に

年末年始は、新しいAIツールをじっくり検討する絶好の機会です。ほとんどは無料で体験でき、いろいろなことに活用が可能です。AIの時代に足を踏み入れている今、その脅威に不安を覚えるのではなく、まずは1つ、あなたの個人的に合うと思うAIを選ぶ、小さな実証実験を始めてみませんか?2025年、生成AIがあなたにとって大きなサポートとなることを願っています。

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