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経営変革認識:世の中の変化を捉える方法

ITコーディネータ協会発行のIT経営推進プロセスガイドライン(2023年分)には、「変革認識プロセスでは、経営者が社内外の変化を捉え、変革の必要性を認識する」とあります。

 

変革認識とは 変革するべきことを認識することです。

 

では、変革認識のために捉えるべき社内外の変化とは、例えばどんなことでしょうか。一例として分かりやすく書いてみました。

 


変革認識で捉えるべき変化の一例

 

1. 世の中の変化

 

社会で起こるさまざまなことにより、会社がどう影響を受けるかです。社会問題が起こったり、自分たちだけではどうにもならないことが起こった時にどうするかを考えます。

 

有事、為替、天災、環境破壊、法改正。

 

2. 市場の変化

 

市場の変化は、企業の価値やターゲットの見直しに影響します。これまで受け入れられてきたサービスが、ある日全く売れなくなるかもしれません。

 

競合、価格、販売方法、トレンド、商圏。

 

3. 顧客の変化

 

これまで提供してきたサービスの販促方法や、ターゲットの成長、評価基準が変わることが考えられます。これにより広報手段やコンテンツの見直し、提供サービスの多様化を目指す必要があるかもしれません。

 

ペーパーレス、モバイル、高齢化、SNS、CSからCX(商品の満足からプロセス全体に対する満足)

 

4. 技術の変化

 

テクノロジーは日々変化しており、人間の考えが及ばないスピードになっています。技術の変化が経営の存続や変革にどのように役立つかを常に考えていく必要があります。

 

AI、自動化、同期、音声認識、翻訳。

 

5. 人財の変化

 

会社で働く人たちや、就職希望者も変化してきます。みんな歳を重ね、時代の流れとともに働き方を考え、本来の自分らしさや人生の目標を探しています。過去の採用基準やキャリアプランにこだわらない育成方針を考える時が来ています。

 

リモートワーク、多様性、リスキリング、Z世代、グローバル。

まとめ

経営者の変革認識の鍵は、世の中の変化を受け入れ、柔軟性を持つことです。今起こっている事を自身の問題と捉え、将来の姿と重ねて今後を予測していくことが大切です。自分1人で考えるのではなく、様々な人に意見を聞くことが良いと思います。

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