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経営者の思いをステークホルダーに伝えるためには

経営者が事業変革する際にはまずビジョンをつくります。ではそのビジョンはどうやれば伝わるのでしょうか。どのようにすれば思いは伝わり、共感につながるでしょうか。


経営者が牽引するためには

ITコーディネータのプログラムガイドライン(PGL)には、経営者の事業への思い をステイクホルダーと共有し、経営者自ら率先して組織を動かす (経営者牽引の原則)とあります。それでは経営者の思いとはどのようにして可視化・具現化できるのでしょうか。

経営者の思いを具現化するプロセス

 

  1. 自分のことを知り、分析する
    • 自分は会社に対して現在どのような気持ちや情熱を持っているのか、今後どうしていきたいのか、などを考えます。ここは最初のステップなので、メモや日記・沿革を振り返り、これまでのことをじっくり振り返ることからはじめましょう。
  2.  ビジョンの書き出し
    •  もともと、夢や希望は誰にでもあると思いますが、常に頭から離れないほど強いビジョンは初めからないかもしれません。であれば、思い浮かんだキーワードをノートやメモアプリに記していってください。時間がたっていつか思い出したときに、その言葉がなぜひきつけるのか、深掘りできることがあります。
  3.  ステークホルダーとの共有
    • ビジョンができたら、近しいステークホルダーに共有します。例えば、社内会議で伝えたり、親しいパートナーにメッセージを送ります。ステークホルダーからフィードバック、意見・感想・質問を受けて、ビジョンをブラッシュアップしていきます。
  4. 目標と戦略
    • ビジョンから推進者、ITコーディネータ等とともに目標と戦略を作り出し、変革構想は出来上がります。大切なのはビジョンを何かの映像・シーンとして頭に思い浮かべていられることです。色や風景でもいいし、絵をかいても構いません。この映像が、戦略に迷ったときの支えとなります。 
  5. 行動とモニタリング
    • 思いを伝えるためにはビジョンを表すロゴを策定したり、社内に掲示したり、WEBサイトでのメッセージを発信します。無意識にビジョンを目にする機会を多く与え、ビジョンを達成するスキルを身につけるための教育プログラム・キャリアアッププランを導入したりします。

まとめ

ビジョンは作ったときに完成しているのではなく、理想の姿として追いかけていくものです、ビジョンへの戦略・プロセスを継続するためには、ステークホルダーに向き合う自身の誠実さ・透明性も必要です。様々なコミュニケーションを通じて自身のビジョンの伝え方、ストーリーを育てていきましょう。

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